AirCampus | BUSINESS BREAKTHROUGH

AirCampusの心得

AirCampusでの発言・議論で求められる姿勢

履修者各位

BBT大学院では、学生の皆さんに世界で活躍するグローバルリーダーを目指し、成長していただきたいと考えております。

AirCampusにおける発言・議論が学習の基盤となり、また成長の軌跡ともなります。

そこで、BBT大学院の学生の皆さんAirCampusの発言・議論を行う際に、
意識していただきたい5点を「心得」としてお伝えします。

過去の経験から、1年次が、皆さんの力が“最も鍛えられる時期”です。
ゆえに発言内容については、徐々に「量」から「質」に転化するよう心掛けてください。

特に、1年次の後半突入とともに、この意識を強めてください。

2年次はより実効性を意識し、レベルを上げるようにしましょう。

 

1)AirCampusでの議論は常に「経営者」としての緊張感を持って取り組む

大前学長は、学生の皆さんには常に経営者やグローバルリーダーの立場での発言を期待しています。

このような意識でACに向かうと、必然的に「緊張状態」の姿勢・雰囲気が生まれます。

フォーラムでの発言は、「経営者」としての言動、決断となります
その決断一つが自分の会社の業績や組織に大きな影響を与えるという緊張感を持っているとしたら、

乱れた言葉使いやチャットのような軽いやりとりは出来ないはずです。

AirCampusは、責任を負った経営者として真摯な議論をする「場」なので、

それに相応しい
・内容、
・姿勢、
・言葉づかい

とはどういうものか、認識した上で、各自が経営者やトップだったら、

どう発言(行動)するか、自問しながら、発言するようにしましょう。

常にこのような緊張を持っていること自体が、経営者としてのトレーニングとなります。
もちろん経営者にも緩急は必要です。リラックスはサロンで大いに行ってください。

 

2)評論家ではなく、問題解決者の立場で発言する

大前学長は、AirCampusの議論においては、評論家や感想家にならないでほしいと考えています。

 クラスメイトに単なる「あいづち」を重ねつづけたり、
「○○がわかりません」という発言をしていたとしたら、
それは卒業しましょう。

 また「こういう問題がありますね・・・」という傍観者のレベルで終わるのではなく
「自分だったら、その問題に対しどうすべきか」か真剣に考える習慣を身に付けてください。

 きちんとしたFACT(論拠)に基づいて自分の意見を考え
発言すれば「評論家」のような発言はなくなります。

目の前で起こっている現象を観察し、

これを説明する法則なにか、自分で仮説を立てて、検証し、

論理を組み立て、自分なりの結論を導き出してください。

 

======【引用開始】=====
思考パターンが解決策思考ではないね。
だからどうしたらよいのか、という観点で考える癖を付けないと、
単なる評論家、傍観者に終わるよ。

    _/_/_/  2008年6月27日(Fri)  k.ohmae   _/_/_/

======【引用終了】=====

 

3)安きに流れて群れない、正解を求めすぎない

クラスメートとの議論や意見交換は大歓迎ですが、
クラスの大勢に安易に同調したり、無批判に意見を受け入れたりすることなく
最終的には「自分自身の考え」を確立して下さい。

 

もし、

「クラスの人と同じ意見だから大丈夫だろう」

「人と考えが違うから不安だ」

他の人もこの程度で済ませているから自分も同じように楽しよう」

という考えを持っていたら、改めてください。

 

群れることで安心している人は、経営者としては失格です。
たとえクラスの人と対立しても、自分の意見を貫くことも時には大事です。

 

また一方で、自分の意見を相手に受け入れさせなければならない、
自分の意見を押し付けたり、言い負かしたりすることを議論の目的としたり
クラスで同じ意見、一つの見解を持たなくてはいけない、と考えたりしないでください。

 

議論は一つの正解を求めたり、自分が優れている人間であると証明する場ではありません。
立場や見解の違う人間同士の意見交換の中から新しい価値を発見することを目指しましょう。

 

皆さんなら、一見両立が難しいこららのことを両立できる、

バランスのとれた経営者になれるはずです。

 

4)AirCampusの発言は常にクラス全員に向けたもの。宛名は不要 

AirCampusでは、ただ個人で発言するだけではなく、クラスメイトの意見に対する質問や異論・反論を
お互いに切磋琢磨し合いながら、議論することが求められています。
 
互いの意見が交錯する事を、大前学長は、「クロス・ファータリゼーション」と称しています。
 
ゆえに、クラスでの発言は、特定の誰かに対して行うのではなく、
常にクラス全員に向けたものとして、発言ならびに議論を行ってください。
そのため、発言時(主に返信時)に、「○○さん」と宛名を明記する必要はありません。
 
また、教員やTAからの返信についても、その発言者に対してのみではなく、
クラスの皆さんに向けたものとなります。他のクラスメイトへの返信だからといって、無視するのではなく、
自分にも向けられた問いや指摘であると受け止めることで、学びを深めてください。
 
「集団知」は、「群衆知」ではありません。
「独立した個々人」が知識や経験を、惜しみなくフル活用し、意見をぶつけ合うことで、
その先にある新たな「知見」や「気づき」を得て、互いに高め合う場となるよう期待しています。
 

5)「クラスメイトのベストプラクティスを盗む」意味について

 クラスメイトの調査情報や議論内容を参考にするのは構いませんが

自身の発言の中にそれらを丸写しすると盗作扱いになる可能性があります。

これまでの議論で、すでに基礎情報(例:企業等のホームページや有価証券報告書などで公開されている情報)が
フォーラム内でアップされていたとしても、
そのままコピー&ペーストするのではなく、文末にクラスメイトの発言リンクを記載するなどして、
どこからのデータなのか、誰がみてもわかるようにしてください。出典は必ず明記をお願いします。

最後には、自ら考えて、自分の言葉で語ってください。
ここで要領よくいくつかの情報をコピー&ペーストをして繕っても盗用の嫌疑をかけられることがあります。
そもそも、それでは力が付かず、時間の無駄となります。
 
大前学長も、クラスメイトとの議論の中から大いにヒントを掴んでよいと言っていますが、
最後は「自分の頭で考えること」に価値があると考えています。
 

===引用開始=========
今の世の中で求められているのは、「答えを知っている」ことでは
ありません。「カンニング」をして自ら情報を収集し、その得られた情報から
最後は自分自身の頭で考えてまとめ直し、「これが一番だ」と思える
ものを実行に移すというスキルであり、行動力が求められているのです。

===引用終了=========

クラスメイトの「ベストプラクティスを盗むこと」は良いですが、
くれぐれも安易な道に入らずに、自らの頭で考えることを怠らないでください。
その心積もりで、今後もAirCampusの議論に参加してください。